「開業当初は紹介で回っていたが、新患が減ってきた」「ホットペッパーやポータルサイトの掲載料が重い」。整骨院・接骨院のオーナーから、こうした相談が増えています。保険診療の制約、自費メニューへの移行、近隣の競合増加と、環境は年々厳しくなっています。
この記事では、整骨院・接骨院に新患が来なくなる原因を整理したうえで、ポータルサイトに頼らずに地域で選ばれるための7つの対策を、費用の目安とあわせて解説します。
新患が来ない原因は、ほとんどが「見つからない」か「選ばれない」
整骨院を探す人の行動は、ここ数年で大きく変わりました。
- Googleマップで探す:「整骨院 近く」「〇〇駅 接骨院」と検索し、マップの上位3件から口コミを見て決める。
- AIに聞く:「〇〇市で腰痛に強い整骨院は?」とChatGPTやGoogleのAIモードにたずね、挙がった院の名前で検索し直す。
- Instagramで雰囲気を確認する:院の中、スタッフの顔、施術の様子を見てから予約する。
つまり新患が来ない原因は、技術や接客より前に、探されたときに表示されていない(見つからない)か、表示されても口コミや情報が足りず他院に流れている(選ばれない)のどちらかであることがほとんどです。
今日から直せる7つの対策
1. Googleビジネスプロフィールを「埋める」(無料)
最優先はこれです。営業時間、電話、予約URL、施術メニュー、写真(外観・受付・施術室・スタッフ)、「属性」(駐車場・バリアフリー・予約可)をすべて入力します。空欄があるだけで、マップでの表示順位は下がります。詳しい手順はMEO対策を自分でやる方法にまとめています。
2. 口コミを「頼む仕組み」にする(無料)
施術後に満足そうな患者さんへ、口コミ依頼のQRコードを印刷したカードを渡します。「お願いするのが気まずい」という声が多いのですが、仕組みにしてしまえば続きます。口コミには必ず返信し、症状や施術内容に触れた具体的な返信にすると、同じ悩みで探している人に届きます。
※ 医療類似行為に関する広告には規制があります。口コミへの返信でも「必ず治る」「〇〇が完治」といった表現は避け、「〇〇の施術をご利用いただきました」など事実の範囲で書きます。
3. 症状別のページをホームページに作る(無料〜)
「腰痛」「肩こり」「交通事故のむちうち」「産後の骨盤」など、来院理由ごとに1ページずつ作ります。各ページに、どんな症状の方が多いか、初回の流れ、料金、よくある質問を書きます。AI検索は「〇〇市 腰痛 整骨院」のような質問に対して、症状ページが充実している院を挙げやすくなります。
4. 料金と初回の流れを隠さない(無料)
「料金はお問い合わせください」の院は、マップでもAIでも選ばれにくくなっています。自費メニューの料金、保険適用の目安、初回にかかる時間と持ち物を、ホームページとGoogleビジネスプロフィールの両方に書きます。
5. 投稿を週1回続ける(無料・または月数千円)
Googleビジネスプロフィールの「投稿」に、季節の症状の話、キャンペーン、休診のお知らせを週1回出します。更新が続いている院は、マップで上位に出やすくなります。続けるのが難しい場合は、AIが自動で投稿するサービス(月2,000円台)を使う方法もあります。
6. LINE公式アカウントで次回予約と再来を促す(無料〜)
初回の患者さんにLINEの友だち追加をお願いし、次回予約のリマインドと、来院間隔が空いた方への声かけを行います。新患を増やすより、2回目・3回目の来院率を上げるほうが、売上への効果は大きく、費用はほぼかかりません。
7. AIに「どんな院か」を説明できる状態にする
ホームページのトップに、「〇〇市〇〇駅徒歩3分、腰痛・肩こり・交通事故施術が得意な、国家資格者が施術する整骨院です」のように、地域・得意分野・資格を1文で書きます。運営者情報に、院長の氏名・資格・経歴を載せます。AIは、この「一言で説明できる情報」と「実在する人の情報」をもとに院を推薦します。
費用の目安と優先順位
| 対策 | 費用 | 効果が出るまで |
|---|---|---|
| 1〜4(プロフィール・口コミ・症状ページ・料金) | 無料(自分の時間のみ) | 1〜3か月 |
| 5(投稿の継続) | 無料、自動化なら月2,000〜3,000円 | 2〜3か月 |
| 6(LINEでの再来促進) | 無料〜月数千円 | 翌月から |
| 7(AI検索対策・サイトの作り直し) | 自分で直すなら無料、外注なら月5万円〜 | 3〜6か月 |
ポータルサイトの掲載料に月数万円を払っているなら、その一部を1〜7に振り向けるだけで、紹介やマップ経由の新患が増え、掲載料への依存を下げられます。
※ 当サイトを運営する合同会社SAiのサービス紹介です
お店のサイトが「AIに見つかる形」になっているか、15秒で診断できます。
合同会社SAiの「LLMOサイト」は、ホームページとブログを作り直し、ChatGPTやGoogleのAI検索に対応した形で整え、毎月測定して改善を続けるサービスです。整体院・整骨院・クリニック・ジム・飲食店など店舗での実績があります。初期費用0円・月額5万円(税別)〜、サーバー・ドメイン代込みです。
よくある質問
Q. 口コミを集めると、悪い口コミも増えませんか?
増えることはあります。ただ、評価が4.3〜4.7で件数が多い院のほうが、5.0で5件の院より信頼されます。悪い口コミには、言い訳をせず事実と改善点を書いて返信すれば、むしろ誠実さが伝わります。
Q. ポータルサイトはやめていいですか?
すぐにやめる必要はありません。マップとホームページからの新患が月に何人来ているかを把握し、ポータル経由を上回ったら、掲載プランを下げるか終了する、という順番が安全です。
Q. 1人で院を回していて、時間がありません。
まずは1と4(プロフィールを埋める・料金を書く)だけでも効果があります。ここは一度やれば終わりです。続ける必要がある5(投稿)は、自動化サービスに任せる選択肢があります。
まとめ
整骨院・接骨院の新患が減る原因は、「探されたときに見つからない」「見つかっても選ばれない」の2つです。対策は、Googleビジネスプロフィールを埋める → 口コミを頼む仕組みを作る → 症状別ページと料金を載せる → 投稿とLINEで続ける、の順で進めてください。ほとんどが無料でできます。そのうえで、AI検索でも挙げてもらえるよう、「どんな院か」を一言で説明できる状態にしておくことが、これからの数年を分けます。
