LINE公式アカウントを作ったものの、「友だちが増えない」「配信してもブロックされる」「結局クーポンを送るだけになっている」という店舗は多いものです。
LINEは、日本でもっとも多くの人が毎日開くアプリです。店舗にとっては、お客さまのスマートフォンの中に「お店の席」を持てる、ほぼ唯一の手段です。この記事では、友だち追加を増やす方法、ブロックされない配信の考え方、そして配信に頼らず来店につなげる仕組みを、美容室・エステ・整骨院・飲食店・ジムなど地域の店舗向けに解説します。
LINE公式アカウントでできること(無料プランの範囲)
- メッセージ配信:無料プランは月200通まで。友だち100人なら月2回の一斉配信ができる計算です。
- リッチメニュー:トーク画面の下に固定表示されるメニュー。予約・メニュー・地図・会員証などへの入口にできます。
- 自動応答・あいさつメッセージ:友だち追加時や、営業時間外の問い合わせに自動で返せます。
- ショップカード:LINE標準のポイントカード。来店ごとにポイントを付与できます。
- クーポン:配信や友だち追加の特典として配れます。
有料プランにすると配信数が増えますが、地域の1店舗なら、まず無料プランで「仕組み」を作ることが先です。
友だち追加を増やす3つの方法
1. スタッフの一言を決める
レジ横のPOPだけで友だちになる人は、ほとんどいません。追加率を決めるのは、会計時のスタッフの一言です。「LINEを追加いただくと、今日から来店ごとにガチャが引けます」「次回のご予約がLINEからできます」のように、追加した直後に得られることを一文で伝えます。この一文を決めて全スタッフで統一するだけで、追加率は数倍になります。
2. 追加の「理由」を特典ではなく「便利さ」にする
「追加で500円引き」は、その場では追加されますが、使い終わるとブロックされます。「予約・変更がLINEでできる」「会員証になる」「来店の記録が残る」という便利さを理由にすると、ブロックされにくくなります。
3. 追加できる場所を増やす
レジ・施術台・テーブル・会計の伝票・ショップカード・名刺・Googleビジネスプロフィールの「予約」リンク・公式サイト・Instagramのプロフィール。QRコードを置ける場所すべてに置きます。来店前(マップやサイト)で追加してもらえれば、初来店の時点で接点ができています。
ブロックされない配信の考え方
ブロックの原因は「多すぎる」「自分に関係ない」の2つです。
- 月2回まで:無料プランの200通の範囲で、月2回程度が目安です。週1回の一斉配信は、地域店舗ではブロックが増えます。
- 全員に同じ内容を送らない:「3週間来ていない人」「ランクが上がった人」「前回カラーをした人」など、来店履歴に合わせて送る相手を絞ります。これには、来店の記録が必要です。
- セールより「あなた向けの一言」:「〇〇さま、前回から6週間です。そろそろ根元が気になる頃ではないでしょうか」のような文面は、クーポンより反応が高く、ブロックは少なくなります。
配信に頼らず来店につなげる仕組み
配信は「こちらから押す」施策です。もう一つ、「お客さまのほうから開きに来る」仕組みを作ると、配信数に縛られず、ブロックの心配もなくなります。
来店チェックインと会員証
レジのQRコードを読み取ると来店が記録され、LINEの中の会員証にスタンプやランクが積み上がる形です。紙のカードと違って忘れられず、店側には「誰がいつ来たか」が残ります。この記録が、上で書いた「相手を絞った配信」の土台になります。
来店ガチャ
来店ごとにガチャが引けて、ポイントやサービス景品(ドリンク1杯、トリートメント体験など)が当たる仕組みです。「次に行ったら何が当たるか」が、配信なしでお客さまがLINEを開く理由になります。割引と違い、景品ごとに確率を調整できるので、原価は1来店あたり数十〜数百円に抑えられます。
ランク制
来店回数でランクが上がり、上位ランクほど良い景品が出やすくなる設計です。「あと2回で次のランク」が見えると、来店の間隔が自然に縮まります。常連さんほど得をするので、常連さんの満足度にも効きます。
※ 当サイトを運営する合同会社SAiのサービス紹介です
LINEの友だち追加だけで、会員証・来店チェックイン・来店ガチャが動きます。
合同会社SAiの「リピガチャ」は、お店のLINE公式アカウント上で動くデジタル会員証です。レジのQRで来店を記録し、来店回数でランクが上がり、ランクに応じてガチャで景品(ポイント・ドリンク無料・トリートメント体験など)が当たります。月額2,980円(税別)/1店舗、初期費用0円、最低契約期間なし。初期設定と景品設計のサポートは無料です。50店舗の実績では、LINE会員の71%がガチャを利用し、引いた人の42%が2週以上続けて来店しています(2026年4〜9月)。
業種別のポイント
| 業種 | リッチメニューに置くもの | 配信・声かけの間隔 |
|---|---|---|
| 美容室・ネイル・エステ | 予約・メニュー・会員証・スタイル写真 | 前回来店から5〜6週間で「そろそろ」の一言 |
| 整体・整骨院 | 予約・症状別の案内・会員証 | 通院間隔に合わせて10日〜2週間 |
| 飲食店・カフェ | メニュー・予約・地図・会員証 | 週1回のガチャで接点を保ち、配信は月2回まで |
| ジム・フィットネス | 予約・スケジュール・会員証 | 2週間来館がない会員にだけ声かけ |
よくある質問
Q. 友だちが50人しかいません。意味がありますか?
あります。50人全員が「来店の記録がある既存客」なら、新規50人を集めるより確実に売上になります。人数より、追加してくれた人が戻ってくる仕組みが先です。
Q. 配信の文章を書く時間がありません。
配信は月2回で十分です。それより、来店チェックインとガチャのように「配信しなくても開かれる仕組み」を先に入れると、文章を書く負担そのものが減ります。
Q. 有料プランにすべきタイミングは?
「相手を絞って配信したいのに、200通では足りない」と感じたときです。友だち数が増えただけで有料にする必要はありません。
まとめ
店舗のLINE公式アカウントは、スタッフの一言で友だちを増やし、来店の記録をもとに相手を絞って月2回配信し、会員証・ガチャ・ランクで「お客さまから開きに来る理由」を作る、の3段階で機能します。無料プランで始められ、月数千円の仕組みを足せば、新規集客より確実にリピートが積み上がります。

